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ニュースルーム −プレスリリース−

2003年02月13日

アフガニスタンREAPプロジェクト:カブール近郊で学校修復プロジェクトが完成

 カブール近郊のShakardara地方では、「アフガニスタン復興雇用プロジェクト」(REAP)の一環として行われた学校修復プロジェクトが完了し、修復された校舎では約1,500名の男女児童が授業を受けられるようになりました。

 この学校修復プロジェクトは、アフガニスタン教育省と地域社会が女児教育の必要性を強く認識し、その支援のもとに実現されたもので、タリバン時代の状況から見れば飛躍的な進歩といえます。昨年の女児就学率は、男児の39%に比べ、僅か3%に過ぎませんでした。この学校でも、一つしか教室がなく、男児のみが授業を受けていました。その旧校舎も1990年代の激しい紛争によって跡形もなく破壊されてしまいました。その後、生徒達は最寄りの学校まで3マイル(約4.8キロメートル)の道のりを歩いて通っていましたが、紛争が起これば全く通学できない状態に置かれていました。

 日本政府の資金支援を受けてUNDPが実施するREAPは、公共インフラの迅速な復旧と雇用創出を同時に実現させることを目的としたプロジェクトです。地域参加を基本としており、REAPプログラムで働く労働者はすべて、地域住民から雇用されています。 UNDPは同プロジェクト実施にあたって、教育省、建設業者、そして地域の代表者等と協力し、国際社会による支援とを結びつけてきました。これまでにカブールでは、REAPによって延べ30,000人以上の雇用が創出されており、ジャララバードおよびカンダハールでも実施が始まっています。ジャララバードでは15,000人、カンダハールでは30,000人の人々に雇用の機会を提供する予定です。なお、REAPプロジェクトの実施主体は今年8月をめどにアフガニスタン住宅都市開発省に移管される予定です。

以上


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