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ニュースルーム −プレスリリース−

2003年07月18日

東京
紺野美沙子UNDP親善大使、7月27日よりガーナ視察へ

 7月27日(アクラ着)より7月31日(アクラ発)の予定で、女優で作家の紺野美沙子UNDP親善大使がアフリカガーナ国を視察訪問します。紺野さんの海外視察はUNDP親善大使に任命されてから、1999年のカンボジア、2000年のパレスチナ、2001年のブータンにつづき、4度目。

 今月発刊されたUNDPの「人間開発報告書2003」では、アフリカ、特にサハラ以南アフリカ地域における貧困の現状が浮き彫りにされました。サハラ以南アフリカの20カ国以上で1990年代に所得が減少し、2人に1人は1日1ドル未満で生活しています。それらの国々では3人に1人の割合で子供が小学校を修了できず、6人に1人の子供が5歳になるまで生き延びられない状況にいます。今年9月に東京で開催されるTICAD III(アフリカ開発会議)ではこれらの現状を踏まえ、国際社会の協力のもと、アフリカ諸国がいかに開発に向けて歩むことができるのかが論議されます。

 紺野さんはUNDPのガーナ国における司法改革プロジェクト、アクラ服飾生産訓練センター支援プロジェクト、移動IT教室プロジェクト、日本のODAプロジェクトを視察し、現地の人々との交流する予定です。

紺野美沙子さん プロフィール
女優/東京生まれ 慶應義塾大学卒

 79年映画「黄金のパートナー」で映画デビュー。テレビ・映画・舞台に活躍する一方、著作活動も精力的に行い、 95年、サイエンスエッセイ「空飛ぶホタテ」で日本文芸大賞女流文学賞受賞。99年、育児エッセイ 「『怪獣』のそだてかた」を出版。 同、NHK連続テレビ小説「あすか」に出演。
 紺野美沙子さんは、1998年 10月UNDPのグローバルな親善大使のひとりに任命されました。UNDPには、紺野さんを含め現在4名のグローバル親善大使と1名のユース使節が任命されています。親善大使就任後、紺野さんは1999年5月にカンボジアを視察し、日本政府拠出のUNDP・日本WID基金を受けて実施されたプロジェクトの紹介ビデオにも出演しました。また2000年7月にはパレスチナを訪問、同年10月にはNYでコフィ・アナン国連事務総長の主導で開かれた「国際貧困撲滅デー」の式典に他の大勢の国連機関の親善大使とともに出席しました。また、2001年にはブータンのUNDPプロジェクトを視察。2003年3月から全国で放映されているUNDP貧困撲滅キャンペーンのTVコマーシャルにもナレーターとして参加しています。これらの活動を踏まえ、紺野さんは「困っている人にお米をあげるのが人道支援なら、開発援助とはまさにお米の育て方教えること」と、ご自身の開発援助に対する感想を述べています。

以上


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