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ニュースルーム −プレスリリース−

2003年11月20日

東ティモールにおける元兵士およびコミュニティのための復興・雇用・安定プログラム(RESPECT)」が始動から半年経過

 日本政府から4億6,500万円の拠出を受けて始まったRESPECTプログラムは、6月のプログラム始動からほぼ半年が経過しました。現在までに、中央レベルでの4プロジェクトを含む全29プロジェクトが東ティモールのさまざまな地方で始動しました。この29プロジェクトにより、元兵士を含めた社会的弱者およそ4,500人のための雇用が創出されます。

 マリアナ地区では、インドネシア時代に作られその後機能しなくなっていた灌漑施設の復旧作業がほぼ終了しました。日本の自衛隊(国連PKO)からの厚い技術支援もあり、作業は順調に進められました。このプロジェクトではおよそ400人が雇用され、かつ500人近い村人が修復された灌漑施設の利益に享受することになります。

 さらにビケケ地区においても、自衛隊からの鉄橋の寄付と技術支援を受けて、災害によって破壊された橋の修復作業を行いました。ここでも元兵士を含む約450人の村人が雇用されました。

 またバウカウ地区での職業訓練所に対しては、農業技術や実用的職業技術を学ぶために必要な機具や備品を供給し、若者の雇用機会の向上をねらいます。

 RESPECTは東チモールトラストファンド(TFET)を通じたコミュニティ強化プロジェクトや、国連PKO、そして各国のNGOといった幅広いパートナーと協力体制を組んで活動を行っています。

以上


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