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2005年08月11日

東京
紺野美沙子UNDP親善大使、8月22日よりベトナム訪問へ: 2005年世界サミットを前にミレニアム開発目標(MDGs)に関連した開発プロジェクトを視察

 紺野美沙子UNDP親善大使は、8月22日から26日の予定で、ベトナム社会主義共和国を視察訪問します。紺野美沙子さんは滞在中、環境などの諸分野における国連開発計画(UNDP)の活動を視察するほか、外務省主催のODA民間モニターと合同で、ハノイ近郊の病院や火力発電所などの日本のODAによる開発プロジェクトを視察する予定です。紺野美沙子さんの海外視察は、2004 年の東ティモールに続き、今回が6度目となります。

 UNDPは1977年にベトナムでの活動を開始して以来、政府との緊密なパートナーシップと同国における開発協力の経験を培ってきました。ベトナムにおける長年の経験は、グローバル・レベルで蓄積されたUNDPの知識と成功事例を同国の改革への支援に役立てるうえでも大きな役割を果たしています。1986年のドイモイ(刷新)政策開始以来、好調な経済成長を続けるベトナムでは、貧困層が人口に占める割合も当時の70%から2002年には29%へと大幅に改善され、継続的な開発努力によってミレニアム開発目標(MDGs)達成に向けた目覚ましい進歩が見られます。その一方、近年では社会経済の諸側面において広がりつつある都市部と地方の格差が大きな課題となっています。 UNDPベトナム事務所は、民主的ガバナンス分野における取り組みの一環として、中央/地方行政府および議会の能力開発や法整備を通じたドイモイ政策による組織・制度改革に対する支援のほか、貧困、ジェンダー、環境、HIV/エイズ、自然災害といった分野においても活発な活動を展開するとともに、援助関係者間の調整とパートナーシップの強化に重要な役割を果たしています。

 今回の訪問に際し、UNDP東京事務所はアディダスジャパン株式会社よりサッカーボールの寄贈を受けました。サッカーボールは、紺野美沙子さんより青少年を中心とした訪問先プロジェクトの受益者等に贈呈され、親善活動に有効活用される予定です。

<紺野美沙子 親善大使 プロフィール>
 女優。1998年10月に親善大使に就任。これまでにカンボジア、パレスチナ、ブータン、ガーナ、東ティモールを訪問、開発援助の現場を視察し、草の根の視点に立って開発援助のあり方を考察。テレビやラジオへの出演、新聞雑誌のインタビューや執筆活動および数多くの講演を通じて開発援助の必要性とUNDP の活動について積極的に広報活動を展開。女優としては、TV番組「紺野美沙子の科学館」の司会を15年間務めたほか、NHK連続テレビ小説「あすか」(1999年)など多くのテレビ番組や映画に出演。「細雪」(2004年)など舞台でも活躍している。

UNDPベトナム事務所ホームページ:http://www.undp.org.vn/ehome.htm

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