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ニュースルーム −プレスリリース−

2006年08月15日

紺野美沙子UNDP親善大使、8月19日よりモンゴル訪問: 「一村一品運動」を中心に、人間開発の実現を目指すプロジェクトを視察

 紺野美沙子UNDP親善大使は、8月19日から26日(ウランバートル発着)の予定で、モンゴル国を訪問します。紺野美沙子さんの海外視察は、2005年のベトナムに続き、今回が7度目となります。

 紺野美沙子さんは滞在中、日本・UNDPパートナーシップ基金の支援を受けて実施中の「一村一品運動」に代表される貧困削減プロジェクトを始めとして、民主的ガバナンス、環境などの諸分野における国連開発計画(UNDP)の活動を視察します。また、外務省主催のODA民間モニターと合同で、幼稚園や人材育成センターなど日本の政府開発援助(ODA)による開発プロジェクトを視察する予定です。

 UNDPは、1973年にモンゴルの首都ウランバートルに事務所を開設して以来、政府や市民社会、民間企業などと幅広く緊密なパートナーシップを構築し、同国における開発協力を支援してきました。1990年以来民主化が進み、近年は順調に経済も成長しているモンゴルですが、1日1ドル未満で生活する貧困層が総人口の4分の1以上を占め、また衛生的な水を継続して利用できない人々が総人口の3分の1以上を占めるなど、ミレニアム開発目標(MDGs)の達成に向けて解決すべき課題も山積しています。UNDPモンゴル事務所は、援助関係者間の調整とパートナーシップの構築・強化に重要な役割を果たしつつ、民主的ガバナンス分野における取り組みの一環として議会の能力開発を通じた組織・制度改革に対して支援を行うほか、人間開発と貧困削減、持続可能な自然資源管理といった分野においても活発な活動を展開しています。

 なお、今般の訪問に際し、UNDP東京事務所は、2004年以来当事務所の活動に賛同し、協力関係を築いてきた「アディダス ジャパン株式会社」より、サッカーボールおよびTシャツの寄贈を受けました。これら寄贈品は、紺野美沙子さんより青少年を中心とした訪問先プロジェクトの受益者に贈呈され、スポーツを通じた親善活動に有効活用される予定です。

 また、同寄贈品の輸送に際しては、モンゴル国営航空よりご協力をいただいております。

<紺野美沙子 親善大使 プロフィール>
 女優。1998年10月に親善大使に就任。これまでにカンボジア、パレスチナ、ブータン、ガーナ、東ティモール、ベトナムを訪問、開発援助の現場を視察し、草の根の視点に立って開発援助のあり方を考察。テレビやラジオへの出演、新聞雑誌のインタビューや執筆活動および数多くの講演を通じて開発援助の必要性とUNDPの活動について積極的に広報活動を展開。女優としては、TV番組「紺野美沙子の科学館」の司会を15年間務めたほか、NHK連続テレビ小説「あすか」(1999年)など多くのテレビ番組や映画に出演。「細雪」(2004年、2005年)など舞台でも活躍している。

UNDPモンゴル事務所ホームページ: http://www.undp.mn

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