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ニュースルーム −プレスリリース−
2007年02月15日
テニス選手のマリア・シャラポワ氏がUNDPの親善大使に就任 -ベラルーシ、ロシアおよびウクライナで行われる8つのチェルノブイリ復興プロジェクトに対し 親善大使任命式典でシャラポワ氏は、1986年に起きたチェルノブイリ事故の影響でいまだ苦しんでいるベラルーシ、ロシア連邦およびウクライナの農村コミュニティを対象に若者に関連する8つのプロジェクトに10万米ドルを寄付すると発表しました。 新しく設立されたマリア・シャラポワ財団からの今回の寄付は、チェルノブイリ事故で最も影響を受けた3カ国に対し、コンピュータ・アクセスの改善、環境問題への意識の向上、そしてスポーツ施設と病院の復旧を目的とするプロジェクトに資金を供給します。これらのプロジェクトはチェルノブイリ事故の影響を受けたコミュニティが新しい生計手段を構築し、自立を回復するように支援をおこなう国連の幅広い活動を補足して、地域を荒廃から再生させることを目的としています。 「私はまず、自分の家族の出身地であるチェルノブイリ事故の影響を受けた地域に重点的に取り組みたいと考えています。今日、貧困と機会の欠如がチェルノブイリ地域の若者たちにとって最も大きな脅威となっています。」とシャラポワ氏は述べています。 「UNDPは、シャラポワ氏がドナーに見落ちされがちな、この地域に焦点を当てることを特に歓迎しています。彼女が惜しみない寄付をおこなった、このような地域復興プロジェクトは大いに有望であると私たちは認識しています。」と、メルケルトUNDP副総裁は結んでいます。 *** マリア・シャラポワ氏は、女優の紺野美沙子氏、サッカーのスター選手であるロナウド氏(ブラジル)、 ジネディーヌ・ジダン氏(フランス)および同じく一月に親善大使として就任したばかりのディディエ・ドログバ氏(コートジボワール)、ならびにノルウェー王国のマグナス・ホーコン皇太子に続き、UNDP親善大使に加わります。 マリア・シャラポワ氏は家族がベラルーシのゴメル市からチェルノブイリ事故のために逃れたシベリアのニャガン市で1987年4月19日に生まれました。一家は2年間ニャガンで暮らした後、彼女の両親の故郷である黒海沿岸の町ソチへと移りました。1995年にはロシアを離れ、米国のNick Bollettieri Tennis Academyに入学しています。2002年に最初のWTAトーナメントに出場、2004年にはウィンブルドンで4大大会初優勝を達成し、その年のWTAプレーヤーに選出されました。2006年には全米オープンで優勝し、現在は世界ランク1位に君臨しています。 以上 |