国連開発計画（UNDP）駐日代表事務所

パキスタンにおける総選挙および州議会選挙の公正かつ円滑な実施を支援するため、日本政府はパキスタン政府とともに選挙の実施促進支援を実施している国連開発計画(UNDP)を通じ、緊急無償資金協力を実施することになりました。 　

6月29日、在パキスタン日本大使館の岸野公使は、パキスタン経済省のチョードリー副大臣に対し、日本のODAによるパキスタンの総選挙支援として、UNDPの運営する選挙支援基金(“Basket Fund”)に約350万ドル（約4億600万円）の緊急無償資金協力を行うことを発表しました（UNDP駐パキスタン事務所田中副代表同席）。

本年4月の南アジア地域協力連合(SAARC)首脳会合で、麻生太郎外務大臣は、「南アジア地域の民主化を積極的に支援している日本政府として、パキスタンが穏健かつ近代的イスラム国家として発展することが地域全体の平和と安定に資するとの観点から、引き続き民主化定着に向けた同国の取組を支持していく」ことを表明しています。

今回の日本政府によるUNDPを通じた支援は、公正な選挙に不可欠の半透明の投票箱、投票箱の不正開封防止シールや投票所用の衝立（ついたて）の購入にあてられます。

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