2007年10月25日
イラク電力セクター復興支援事業における国際協力銀行との業務委託について
1. 国連開発計画(United Nations Development Programme:UNDP)と国際協力銀行は、UNDPニューヨーク本部において、
イラク電力セクターの復興を支援する円借款事業の実施を促進するため、両機関間の業務協力協定(1)に基づく初めての
業務委託に合意しました。
2 .現在イラクでは必要な電力の50%に満たない発電量しか確保できず、電力セクターの復旧がイラク経済の復興と安定に取り組む
イラク政府と国際社会にとって、最も重要な課題となっています。
3. UNDPは2003年以前からイラクの電力セクターに対する主要な支援機関として、数多くのプロジェクト(2)を実施しており、
イラク政府・電力省による「電力基本計画(2007-2015)」策定を支援しています。
4. 円借款によるイラク電力セクター復興支援を進める国際協力銀行と連携することによって、電力セクターの復興支援を
一層強化するとともに、イラクにおいて両機関のパートナーシップがさらに発展していくことが期待されます。
注)1.
国連開発計画(UNDP)と国際協力銀行は、ミレニアム開発目標の実現に向け、協力関係を強化するために2005年12月5日に
業務協力協定を締結しました。
注)2.
2003年から主に日本政府からの資金援助を受け、大規模な電力プログラムを実施しています。
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