国連開発計画（UNDP）駐日代表事務所

UNDPは12月14日(金)、日本政府によって拠出された総額約1000万米ドルの緊急無償資金協力を受け、パレスチナ人の医療状況改善のために支援を行うことに合意しました。

現在、イスラエル、パレスチナ自治政府及および国際社会は中東和平プロセスによる和平実現に向けた努力をしています。しかし、財政危機にあるパレスチナ自治政府は2008年以降、ますます深刻な事態に陥ることが懸念されているため、パレスチナ自治政府を支援するべく今般の緊急財政支援が決定されました。

今回の支援では、西岸地区におけるカルキリヤ病院と他の医療機関に対する医療機材および救急車の供与が行われます。またジェニン病院とトルカレム病院における病棟と手術室の増床の建設と病床の供与がおこなわれます。

日本政府はイスラエルと共存共栄するパレスチナ国家の樹立こそが中東和平実現の唯一の方策であるとの認識の下、引き続き関係当事者による平和プロセスを支援する予定です。

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