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2008年12月05日

12月5日の国際ボランティア・デーに寄せて‐ケマル・デルビシュ国連開発計画(UNDP)総裁

貧困削減は、ミレニアム開発目標(MDGs)の達成と包括的な人間開発の実現に向けたUNDPの取り組みにおいて最優先事項です。昨今の景気の後退は、途上国と先進国の双方に大きな影響をおよぼす一方で、グローバルな経済および金融危機が引き起こしている問題と、長期化する燃油と食糧の高騰によって著しく被害を受けるのは、貧困層と社会的弱者なのです。

国連開発計画(UNDP)は、国連ボランティア計画(UNV)と協力し、ボランティアリズムを通じて平和と人間開発の促進に取り組んでいます。UNDPの欠かせない一員であるUNVと7500人の国連ボランティアは、開発プロセスにおけるエンパワーメント、エンゲージメント(参画)と幅広いオーナーシップを育んできました。

UNDPはUNVとともにコミュニティやインフラの再構築、能力開発、そして社会の主流から取り残された人々、青年層や女性を参画させることで、災害や紛争後の社会環境復興を支援しています。UNDPとUNVとのパートナーシップにおいて鍵となる分野のひとつは、世界各地での民主的ガバナンスの支援であり、1500人を超える国連ボランティアたちが専門的な支援を各国の政府や国および地方レベルの関係者に提供しています。これらの国連ボランティアは、地方当局やコミュニティとの協働を通じ、ガバナンスが人権、司法へのアクセス、包括性とジェンダー平等の原則に基づくことを確実にしています。

世界中の国連常駐調整官とUNDP常駐代表は、ボランティアによる平和と開発のための献身と貢献を評価しています。ボランティアたちは、政府や開発機関と協力し、コミュニティが自身の力によって開発課題解の決策を見出すことを可能にします。ボランティアは人々や機関の能力開発のためのパートナーシップを育成し、社会的統一性と連帯を強化し、関係者たちの参画を促すことによって、より良い変化を促進させています。

彼らの現場における活躍は私たちの意欲をかき立ててくれるものであり、本日の国際ボランティア・デーに私はボランティアたちの献身、勤勉さと使命感に敬意を表します。

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