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2009年04月01日

国連総会が満場一致でヘレン・クラークUNDP総裁就任を承認

2009年3月31日、ニューヨーク:本日、国連総会は満場一致で前ニュージーランド首相のヘレン・クラーク氏を国連開発計画(UNDP)の新総裁として承認した。同氏は4年間の任期で4月下旬に就任する予定である。


潘基文国連事務総長は先週、退任したトルコのケマル・デルビシュUNDP 総裁の後任としてクラーク氏を指名していた。                                                   
「優秀な総裁候補者の中にあって、クラーク氏は卓越した資質と長期にわたる数多くの業績が評価されて選出された。同氏は、新総裁として、前任者たちの伝統を引き継ぐのに必要なリーダーシップと国際的な評価を兼ね備えており、戦略的な視野とともに、新鮮な思考と変革に向けた推進力をもたらすことを期待している」とミシェル・モンタ国連事務総長報道官は公式声明で述べている。

クラーク氏は1981年よりニュージーランド国会議員を務め、1999年から2008年まで同国首相を務めた。現在は文化・遺産大臣、保安情報局担当相をはじめとしたいくつかの要職を兼任している。

クラーク氏は、ニュージーランド政府において、気候変動や持続可能性を含む、経済、社会、環境や文化といった幅広い問題、さらに多様な文化と信仰を受け入れられる社会づくりなどにおいて、政策協議を先導した。また同氏は、ニュージーランドの二国間、地域間、多国間レベルでの国際関係を積極的に指導し、ミレニアム開発目標(MDGs)の達成と開発を強く支援してきた。

UNDP総裁就任に際してクラーク氏は、やりがいのある挑戦だと感じており、「この重要な時期にUNDP総裁として組織を先導できることを心待ちにしている。私は、貧困と不公平との闘いに貢献することを公約しており、国際的なレベルにおいてこれらの問題に立ち向かうことを大変な栄誉に感じている」と述べている。

クラーク氏は、ニュージーランドの首相に就任する以前は、1984年から87年にかけてニュージーランド議会の外交特別委員会議長を務めた。1987年から90年にかけて、初代の住宅大臣兼環境保全大臣を務め、続いて保健大臣、労働大臣、そして副首相を歴任した。さまざまな職務を通じて、手頃な価格の住宅、同国の類まれな生物多様性の保護、公衆衛生と一次医療、さらに雇用におけるジェンダー平等を優先課題としてきた。

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ヘレン・クラーク(Helen Clark)                                     
1950年ニュージーランド生まれ。オークランド大学教授のピーター・デイヴィス氏と結婚している。オークランド大学で政治学と歴史を学び、1971年に学士号、1974年に修士号取得している。

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