2010年01月27日
「貧困との対決(Match Against Poverty)」チャリティー親善試合が5万5千人の観客を魅了-すべての収益金はハイチ大地震の支援活動に
[2010年1月26日、リスボン]国連開発計画(UNDP)親善大使を務めるロナウド選手とジネディーヌ・ジダン氏が率いる著名なサッカー選手チームとポルトガルのSL Benficaのオールスターチームによるチャリティー親善試合「貧困との対決(Match Against Poverty)」が25日、ポルトガルのリスボンで開催された。今回のチャリティー親善試合には、世界中のチームから60名の国際的なサッカー選手が集い、60カ国で生中継された。
チャリティー親善試合には、ジョセ・ソクラテス ポルトガル首相やブルース・ジェンクスUNDPパートナーシップ局長が同席し、5万人を超える観客が集まった。試合の開始前には、今月12日にハイチを襲った大地震の犠牲者たちのために1分間の黙とうが捧げられた。今回のチャリティー親善試合に関わる放映権、チケットの売り上げ、スポンサーや一般からの寄付などからの収益金はすべて、ハイチにおける緊急支援と復興活動に使われる。
「毎年この試合 (Match Against Poverty)を開催することにより、私たちは世界を助け、変えていくことができるのです。ハイチの復興のために、またUNDPが世界中で実施しているプロジェクトのために、人々の力を結集することの重要性は、強調してもし過ぎることはありません。」とジネディーヌ・ジダン氏は述べた。さらに今回ブラジルのサッカーシーズン開幕のため欠席となったロナウド氏の代わりに参戦したカカ選手は、「ハイチの人々は、いま皆さんからの助けを必要としています。ハイチの人々への支援を呼び掛けるこの試合に参加できたことを、とても嬉しく思います」とコメントした。
UNDPが主催する「貧困との対決 (Match Against Poverty)」は、2015年までに世界の貧困を半減することなどを目指すミレニアム開発目標 (MDGs)に焦点をあて、今回が7回目となる。「貧困との対決 (Match Against Poverty)」は、貧困削減に向けた世界中の取り組みのために資金調達を行うとともに、そうした取り組みに対する関心を高めてきた。今回のチャリティー親善試合は、国際サッカー連盟(FIFA)および欧州サッカー連盟(UEFA)からも支援を受けて行われた。
当日の試合の様子はYouTubeのUNDPチャンネルにて公開中。
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