2010年11月26日
ジダン、ロナウドを始めとする一流のサッカー選手がチャリティー試合 「貧困との対決(Match Against Poverty)」を通じてハイチとパキスタン支援 -第8回大会はアテネのオリンピアコスFCと対戦-
【ジュネーブ/ピレウス、2010年11月23日】国連開発計画(UNDP)の親善大使を務めるロナウド選手とジネディーヌ・ジダン選手は、今年大災害に襲われたハイチとパキスタンの復興支援活動へ資金援助をするため、第8回チャリティー試合「貧困との対決(Match Against Poverty)」を開催すると発表した。
ギリシャのピレウスにあるKaraiskakisスタジアムで、現地時間12月15日午後9時15分にキックオフする試合は、1月のハイチ大地震と7月のパキスタン大洪水の被災者約2500万人に対する関心を高め、資金を集める予定である。
これまでのチャリティー試合と同じく、UNDP親善大使のジダンとロナウドは、貧困を削減し、ミレニアム開発目標(MDGs)を達成する国際的な取り組みの一環として、ヨーロッパ全土からチームメートを動員し、アテネに拠点を置くサッカークラブ「オリンピアコスFC」 のオールスターチームと親善試合を開催する。
UNDPのヘレン・クラーク総裁は「第8回チャリティー試合『貧困との対決』の目的は、2010年に破壊的な自然災害によって甚大な影響を受けたハイチとパキスタンの人々と政府を支援することです。ともすればすぐに忘れられてしまう人々に対して、オリンピアコスFC、ジダン親善大使、ロナウド親善大使がUNDPと一緒に団結し、世界の関心と支援金を集めてくれることに感謝します」と話した。
ジダンは「ミレニアム開発目標の8つの目標達成まであと5年と迫る中、この第8回チャリティー試合『貧困との闘い』によって、貧困を終わらせるためには私たち全員がチームに加わることが喫緊の課題であると伝えることを期待します」と話した。
オリンピアコスFC のオーナー、Evangelos Marinakis氏は、このイベントが、世界中の人々を一つにし、固定概念を打ち破り国境を越えることに期待を表明し、「サッカーが持つ不思議なけん引力を活用し、貧困と闘うための声をあげ、MDGs達成に向けた世界的な活動を活性化するため、オリンピアコスFC はピッチに立っています」。
UNDPは、チャリティー試合の収益金の半分を受け取り、現在ハイチとパキスタンで実施している復興支援活動に使うことになっている。オリンピアコスFC はクラブ分の収益金を、ピレウスで特別な介護が必要な子どもの両親や、ホームレス、困難な状況にあるコミュニティを支援する海軍の組合「Argo」に寄付をする予定である。
このどちらのプログラムも、貧困撲滅、飢餓、不十分な医療といった問題から、格差や社会的疎外にわたるまで、幅広い社会問題に立ち向かうことを目的としている。
今年の年初である1月に、ポルトガルのリスボンで開催された第7回チャリティー試合「貧困との闘い」では、ジダンとロナウドが率いるUNDPチームがBenficaと対戦し、5万5千人の観衆と、50万ユーロ以上(約76万7000米ドル)の資金をハイチの人々のために集められた。ここで集められた資金は、UNDPの雇用創出プログラムのために使われた。
チケット販売の情報は、11月29日から以下のウエブサイトwww.olympiacos.orgで公開される。
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本件に関するお問い合わせは
国連開発計画(UNDP)東京事務所 西郡
電話:03-5467-4751
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