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ニュースルーム −プレスリリース−

2010年12月14日

サッカーファン3万3000人がハイチとパキスタン支援に加わる

【アテネ/ギリシャ、2010年12月14日】
第8回サッカーチャリティー試合「貧困との対決 (Match Against Poverty)」が開催され、3万3000人以上のサッカーファンがギリシャ・ピレウスのカライスカキス・スタジアムに集い、観戦を通じてパキスタン、ハイチの人々を支援した。世界の一流選手によるこの試合は、2対2で引き分けた。

このチャリティー試合はこれまでと同様、国連開発計画(UNDP)と、ジネディーヌ・ジダン選手とロナウド選手の2人のUNDP親善大使が、2015年までに世界の貧困削減と生活向上を目指すミレニアム開発目標を支援するために開催した。

今年はオリンピアコスFCがチャリティー試合のホストとなり、世界中から50人以上の選手を招待した。スター級選手が集まった試合は30か国以上でライブ中継された。

ジダン選手は、試合前の記者会見で「極度の貧困状態にある人々との団結は重要だ。ハイチとパキスタンで苦しむ人々を見過ごすことはできない。試合を通して、我々も彼らと一緒にいるということを世界に知らせたい」と話した。

ロナウド選手は「ギリシャが深刻な経済危機状態にあるにもかかわらず、(ギリシャの)人々が世界の貧しい人々のために団結しようと集まっている姿に元気づけられている。今晩のスタジアムでの観戦チケットが完売したことにとても感動している」と付け足した。

UNDPの広報部長のStéphane Dujarric氏は、スポーツを通じて、何百万という人にポジティブなインパクトを与えることができると話し、「スポーツは私たちを団結させ、共通のゴールー地球上の誰もが尊厳を持って生きられる貧困の無い世界に向けて努力することが可能になる」と続けた。

今年の試合の収益金の半分は、1月にハイチで起きた地震と7月以降パキスタンで起きた洪水によって被災した2000万人以上の復興支援に使われる。

オリンピアコスFCのオーナー、Evangelos Marinakis氏は「私のチームの分の試合収益は、ピレウスで特別な介添えが必要な子どもの両親、ホームレス、困難な状況にあるコミュニティを支援する海軍の組合「Argo」に寄付をする」と話した。

Marinakis氏は「我が国は経済不安から抜け出せず、困難な状況下にあるが、我々は皆、子どもたちが希望を抱けるように努力している。これはオリンピアコスのビジョンであり、価値であり、我々がこの試合をホストすると決めた理由である」と話した。

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本件に関するお問い合わせは
国連開発計画(UNDP)東京事務所 広報ユニット
電話:03-5467-4751


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