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ニュースルーム −プレスリリース−

2011年01月28日

UNDPのパキスタン洪水復旧活動:復興は始まるも事態は依然深刻

【ニューヨーク、2011年1月28日】 
半年前にパキスタン全土を襲った洪水によって生活、生計が破壊された何百万という人々が依然、緊急を要する窮状の中、何十万人もの人々が、UNDPの実施する様々な公共、農業、起業プロジェクトを通じて未来を変えていこうと取り組んでいる。

昨年7月から9月にかけて大規模な洪水がパキスタンを襲い、国土面積の5分の1、1800万人に被害を及ぼした。史上最悪の災害といわれるこの洪水により、パキスタン南部の一部はいまだに数フィートの水に浸かっている。

パキスタンで長期間にわたり、広範囲の活動実績を有するUNDPは、幅広いパートナーからの財政支援を得て、最も深刻な被害を受けた地域で生活再建を支援する新しいプロジェクトを始め、迅速に優先事項に取り組むことができた。

パンジャブ州、シンド州、バローチスターン州、ハイバル・パクトゥンハー州、ギルギット・バルティスタン州の100万人以上が、復旧の初期段階を支援するプロジェクトの直接的な恩恵を受けている。

UNDPは、パンジャブ州では、洪水で土地と機器が被害を受けた農業従事者に、小麦と大麦の種、肥料をパッケージとして7000以上配布した。同州南部の何万もの農業従事者が、UNDPを通じて、農村と地方のマーケットを結ぶ、被災道路の修復プロジェクトの一環として、給与を受け取っている。

また、パンジャブ南部では、1000万人以上の女性が公共施設、田畑、民家から瓦礫を撤去するUNDPのプロジェクトでチームを組んで働いている。彼女らは50日間の労働に対して176ドルを受け取り、多くはその給与を小規模ビジネスの開始資金として使っている。

ギルギット・バルティスタン州では、何千もの家族が仮設テントから出て、家を失った人たち自らが建てた災害に強い家に移っている。同州と近隣のハイバル・パフトゥンハー州の約1万人が、UNDPのシェルター(避難所)プロジェクトの恩恵を受けることになる。

これらすべての地域で、何千人もが、支援要請をするための代替の身分証明書とその他の書類の取得について無料法律アドバイスが受けられる移動式のワン・ストップ・ショップ(一か所で業務が終えられる)サービスを利用している。

これらすべてのイニシアティブで、UNDPは詳細なニーズ調査に基づき、パキスタン政府や他国政府・国際機関、非政府組織と連携している。

UNDPは、これから数か月の間、コミュニティレベルでの早期復興イニシアティブ支援を続けるため、洪水被害を受けた州の最も深刻な20地域で、17のNGOと一緒に直接、活動していく。

関連する情報(英語)は以下のリンクからも見られます。
Farmers back on road to market in Pakistan
Flood-affected plant seeds for new livelihood in Pakistan
Mobile one-stop shops help recover lost IDs in Pakistan
Pakistan flood victims lay foundations for new homes
Women in southern Punjab earn income and take lead

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本件に関するお問い合わせ先:
国連開発計画(UNDP)東京事務所・広報ユニット(電話:03-5467-4751)


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