2011年07月13日
国連、東アフリカの干ばつへの支援拡大
【2011年7月13日】
国連開発計画(UNDP)は本日、ケニア、エチオピア、ソマリア、ジブチ、ウガンダの各地で起きている干ばつの影響を受けている何百万人への支援を緊急拡大するよう呼びかけました。
UNDPのヘレン・クラーク総裁は「今現在の最も大きな懸念は、実際に人々の命が失われていることです。私たちは多くの命を救うために命を拡大していく必要があります」と話しました。
ソマリア全人口(約7500万人)の約4分の1が国内避難民か、国境を越えて近隣のエチオピアやケニアに逃れ、難民として生活しています。
ヘレン・クラーク総裁は「小農地所有者の農場でも干ばつに強い農業を営むことが可能であるにもかかわらず、残念なことに、こうした長期的な開発のための不十分な支援と次々と襲って来るこれらの危機により、コミュニティの抵抗力が弱まり、人々の生活が奪われています」と話しました。
国連機関とその職員は、被災地への救助要員の安全なアクセスを確保しつつ救援物資の移送を拡大すると共に、干ばつ被害を受けた地域で被災者が緊急に必要とするものを提供できるように資金と資源を動員しています。
今年、「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ北東部では、1995年以降から最も深刻な干ばつに見舞われています。深刻な生活の危機に直面する人々数は、今後数か月間で880万人から更に増加すると予測されています。
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