2010年3月8日に開催された『国際女性の日2010 国連公開シンポジウム』に
紺野美沙子国連開発計画親善大使と村田俊一駐日代表が出演しました。
(中央)紺野美沙子 国連開発計画(UNDP)親善大使、ほか左から北澤豪 JICAオフィシャルサポーター、
有森裕子 国連人口基金(UNFPA)親善大使、アグネス・チャン 日本ユニセフ協会親善大使©UNDP
3月8日「国際女性の日」は、女性の可能性を広げるために平等、安全、開発、組織への参加のために行ってきた努力を祝し、今後のさらなる前進に向けて話し合う場として設けられた記念日です。
当日は、日経ホールにて国連広報センターとともに駐日国連諸機関/日経新聞主催による『国際女性の日2010 国連公開シンポジウム』平等の権利と機会:すべての人のための前進−北京+(プラス)15:ジェンダーの平等と開発、そして平和−が開催されました。
シンポジウムは紺野美沙子 国連開発計画(UNDP)親善大使をはじめとした国連機関の親善大使によるトークセッションで始まりました。紺野親善大使は、自身が訪れたカンボジアで実施されているHIV/エイズとともに生きる女性たちが社会から取り残されずに収入を得られるようにする支援、モンゴルで実施されている女性の所得向上支援などのUNDPが実施するプロジェクトを紹介し、途上国の女性たちの現状を報告しました。そして、教育が受けられない、社会に参画することができない、などの社会的地位が十分に与えられていない女性たちの支援のために、UNDPだけでなく、国連機関全体が力を合わせて活動している『ひとつの国連』の取り組みを紹介しました。
「世界中で、お母さんたちこそが家庭内のムードメーカーなのです。彼女たちが社会に参加し、収入を得て十分に活躍できる社会を実現することが必要です。女性の社会的地位の向上が家族を守り、そして世界に平和をもたらす第一歩となるのです」と女性のエンパワーメントの必要性を強く訴えました。
さらに、岩田喜美枝 株式会社資生堂代表取締役取締執行役員副社長による基調講演、男性パネリストがジェンダー意識改革について論じ合う「メンズ・パネルディスカッション」などが行われ、最後には福島みずほ 内閣府特命担当大臣のご挨拶、そして村田俊一UNDP駐日代表も参加した「国際女性の日」を祝う共同セッションが開催されました。
左:共同セッションの様子
右:共同セッション司会、ジャーナリストの生駒芳子氏と村田俊一 UNDP駐日代表©UNDP
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