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UNDP親善大使のアントニオ・バンデラス氏、リオ+20での国際的な対話への人々の関心を呼びかける

2012年5月22日

【2012年5月22日、ニューヨーク】
スペイン出身で世界的に活躍する俳優で、国連開発計画(UNDP)親善大使を務めるアントニオ・バンデラス氏が本日、2012年国連持続可能な開発会議(リオ+20)での国際的な対話へ人々が関心を寄せるようにビデオメッセージを発表しました。

バンデラス氏は、メッセージの中で「持続可能な開発とは、人間すべてに関わるものです。また環境保護をしながら、雇用創出や生活向上を目指すものでもあります。貧困撲滅、紛争予防、女性のエンパワーメント、信頼のおける政府組織の構築は、持続可能な開発の極めて重要な要素となります」と呼びかけています。また、すべての人にとってより平和で、公平で、クリーンで、グリーンで、繁栄をもたらす将来への道筋を決める歴史的な機会であるリオ+20の重要性を強調しました。

リオ+20は、今日の地球人口70億人のために、持続可能な開発を実現する方法を協議し、かつ2050年までに90億になると言われる地球上の人々のためにどのような将来設計を描いていくのかを決める会議です。

UNDPのヘレン・クラーク総裁は「我々が直面している開発課題解決には、完全に新しいレベルまで引き上げたアジェンダが必要です。これは、リーダーたちが重点的に取り組むべきことです。世界の最貧地域で暮らす人々の機会や可能性を広げられる、本当に持続可能なものを生み出すために、経済、社会、環境の強みをどのように集約していけるでしょうか」と話しました。

120か国以上の国家元首や政府がリオ+20への出席を表明しています。リオ+20では、交渉結果を成果文書にまとめる予定です。

バンデラス氏は「リオ+20は、私たちが望む未来を決めていく貴重な機会です」とも話しました。

バンデラス氏はスペイン・マガラ出身で、俳優、作家、歌手、演出家として世界的に活躍しています。2010年3月からUNDP親善大使を務めており、UNDPと協働してミレニアム開発目標(MDGs)達成に向けて社会のあらゆるレベルの行動を促し、特にアフリカとラテンアメリカを中心に活動しています。

UNDPには現在、8人のグローバルな親善大使がいます。バンデラス氏に加え、日本の俳優紺野美沙子、サッカー選手のマルタ・ビエイラ・ダ・シルバ氏、ロナルド・ルイス・ナサリオ氏、ジネディーヌ・ジダン氏、ディディエ・ドログバ氏、イケル・カシージャ氏、テニス選手のマリア・シャラポワ氏、ノルウェー王国のホーコン・マグヌス王太子が活躍しています。