国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所のウェブサイトは2013年9月に移転しました。

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ニューヨークで開催のソーシャルグッド・サミット、世界各地でも― UNDPはソマリア、バングラデシュ、シリア、南スーダンにサミットを拡大し、グローバルイベントを共催 -UNDPはソマリア、バングラデシュ、シリア、南スーダンにサミットを拡大し、グローバルイベントを共催―

2012年9月21日

【2012年9月21日、ニューヨーク】
国連開発計画(UNDP)は、マッシャブル(Mashable)、国連財団(United Nations Foundation)、92Y (ニューヨークを拠点とする文化・コミュニティセンター)、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、エリクソンと共に、何千人もの市民、活動家、科学技術者、著名人がオンラインや生の集会を通じて集う一連のグローバルなイベント「ソーシャルグッド・サミット」を開催します。各イベントでは、ニューメディアやテクノロジーが世界の喫緊の課題解決のためにどのような役割を果たせるかという討論に、新しいアイディアを出し合うことに焦点を当てています。

米国でのソーシャルグッド・サミットは、世界的なリーダーが主要な世界規模の課題に取り組むために招集される第67回国連総会の一般討論に先駆けて、9月22日から24日までニューヨークの92Yで開催されます。

UNDPはパートナーと協力して、ニューヨーク、北京、ナイロビで史上初となる「グローバルな対話(Global Conversation)」を主催します。3都市の市民やリーダーたちがリアルタイムで直接、あるいはライブ放送を通じて、「ニューメディアやテクノロジーが未来のためにどのような課題解決策をつくりだすことができるか」を討論します。このグローバルな対話は、北京で9月24日午前2時から、ナイロビで同午前9時から開始します。ニューヨークでは午前11時、米国のジャネット・ナポリターノ国土安全保障長官のあいさつで始まる予定です。

週末の間に、世界の半数以上の国でイベントが開催されます。UNDPの国事務所は、アフガニスタン、バングラデシュ、シリア、ソマリア、南部スーダン、ウズベキスタンなどで約45のイベントを主催します。最初に「新しいメディアツールが社会開発においてどのような役割を果たすか」という問いへの回答がソーシャルグッド・ネットワーク全体のソーシャル・メディアに共有されるのに続いて、世界中のリーダーと市民らの間で「テクノロジーはどのようにポジティブな変化をもたらせるか」という討論を始めます。

ソマリア、ルワンダ、ウズベキスタン、バングラデシュでのイベントは9月24日にライブ中継されます。ソマリアの首都・モガディシュでは、「新しいテクノロジーがどのように持続可能な開発につながるのか」から、「国の若者の起業家精神をどのように支援するのか」という議題まですべてを討論する歴史的なイベントとなる予定です。イベントには、国連職員からソマリアの起業家やジャーナリストまで幅広いスピーカーが登壇します。

今回のハイライト
・シリア:国連職員、学生、ジャーナリストが集い、ナイロビとニューヨークでの「グローバルな対話」を視聴し、シリアでどのようなことができるかを討論します。
・南スーダン:ラジオプロデューサー、役者、コミュニティの安全保障と武器規制の代表、UNDP職員が参加し、メディアや安全保障や非識字について討論します。
・バングラデシュ:全国から150人以上がリアルタイムでのビデオ会議をし、メディアとテクノロジーを利用した公共サービスの方法について討論します。
・ミャンマー:ミャンマーコンピュータ連盟の議長やUNDPの国事務所長、現地NGO職員らが討論をします。
・ソマリア:現地職員、活動家、若手起業家がツイート(#SGSMogadishu)に参加します。イベントはライブ中継されます。

こちらのウェブサイトから国連主催のソーシャルグッド・サミット開催地の全地図がご覧いただけます。


ソーシャルグッド・サミットは9月22日、ニューヨークでUNDPのヘレン・クラーク総裁によるパネル「2014年の世界:ミレニアム開発目標」で幕を開けます。

その他の主要スピーカーは以下の通りです。
・フォレスト・ウィッテカー、アーティスト兼ユネスコ親善大使
・ニコラス・クリストフ、ニューヨークタイムズ紙のコラムニスト兼ピューリッツァー賞受賞者
・ディーパック・チョプラ、ニューヨークタイムズ紙ベストセラー作家兼チョプラ財団設立者
・ピート・カシュモア、マッシャブル設立及び最高責任者
・Ramy Raoof、エジプト人ブロガー兼活動家

途上国の携帯電話契約者60億人以上のうち、80パーセントに対し、UNDPは主要業務の一つとして、コミュニケーション・テクノロジーを開発イニシアティブに組み込んでいます。UNDPはハイチ政府と協力して災害復興事業の一環で、2012年3月にハイチの世帯が携帯電話を利用して現金給付を受けられるようにしました。家の再建支援で、低所得の1000世帯に携帯電話を利用した送金が2000回以上行われました。

ソーシャルグッド・サミットの詳細については、UNDPのウェブサイトをご覧ください。ツイッターのハッシュタグは #SGSGlobal になります。