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(株)良品計画がエクアドル・ヤスニITT信託基金へ20万ドルの拠出
エクアドル大使館で開かれた調印式 調印式で握手をするカリオン・エクアドル特命全権大使(中央)、(株)良品計画の金井社長(右)、UNDPの八木代表代理(左) エクアドルの東部に位置するヤスニ・イシピンゴ・ティプティニ・タンボコチャ(ITT)地区は、地球上で最も生物多様性に富んだ地区の一つとして知られており、エクアドルの先住民、タガエリ族とタロメニアン族も生活をしています。 エクアドル政府は生物多様性や森林の保護のため、2007年にこの地区に埋蔵されている石油採掘を放棄することを表明しました。また、石油採掘をしないことで、日本の年間排出量の3分の1に匹敵する二酸化炭素(CO2)4億700万トンの排出を防ぐこともできます。 この計画を実現するため、エクアドル政府は「環境への共同責任」の方針に則って、ヤスニITT地区の石油採掘の放棄で失う利益の半分にあたる計36億米ドル(約2770億円)分の支援を世界に呼び掛けています。2011 年の目標額は1億ドルでしたが、(株)良品計画からの出資も含めて無事に達成されました。寄せられた資金は、ヤスニITT信託基金でUNDPが管理し、運営委員会の方針に従いながら持続可能な開発プログラムのために活用される予定です。 調印式では、UNDPの八木代表代理は、ヤスニITT信託基金の趣旨に賛同し、出資を決めた(株)良品計画へ謝辞を述べました。続いて金井社長が「良品計画は、自然への畏敬、クリエイティブ(創造性)への尊重を大切にしてきた企業です。地球の自然を守るために世界が協力するという趣旨に共感し、ヤスニITT信託基金への出資を決めました」。 カリオン特命全権大使は「ヤスニの大自然を守る取り組みは、ゆっくりではありますが、理解を広げています。日本からの初の賛同に感謝します」と語りました。 |