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環境に優しく、低排出で気候変動への対応能力にすぐれた開発戦略
(c)Bloomberg News, Stephen Shaver - UNDP総裁、Helen Clark これまで気候変動に対応するほとんどの取り組みは、緩和策(排出の削減)や適応策(脆弱性の軽減)において独立した、内容の異なる、そしてしばしば矛盾する目標と行動に重点を置いてきました。温室効果ガスの排出と気候変動への脆弱性を段階的に減らしていくことは、重要な一歩です。しかし長期的に気候変動を管理していくには、気候変動の緩和策と適応策を環境と持続可能な開発の目標と計画プロセスに組み込んで、セクター別の視点から全体論的アプローチへと転換していかなければなりません。そのようなアプローチは、気候変動への対応が複数のセクター、利害関係者、生態系が関与する開発の選択肢および行動と、密接に結びついているという認識の上に立ちます。また、各国は総合的アプローチをとることにより、低排出で気候変動への対応能力にすぐれた開発に必要となる多様な資金調達と政策選択を動員し、採用することができます。 「環境に優しく、低排出で気候変動への対応能力にすぐれた開発戦略」(Green LECRDS)の策定と実施に対するUNDPの各国への支援は、10年以上にわたって140か国以上で気候変動の適応と軽減プロジェクトおよびUNFCCCへの国別報告書を支援してきた、UNDPの経験と情報を活用するものです。Green LECRDS の策定と実施によって、開発途上国はより効果的な気候変動への対応を実現することができます。またGreen LECRDS は、持続可能な開発と気候のための従来型および革新的な資金源の利用を導き、地方と国家政府が低排出で気候変動への対応能力にすぐれた開発プロジェクトとプログラムを実施して監視し、触媒となるよう支援することができます。 UNDPでは、開発途上国政府がそれぞれ既存の開発戦略と調整の経験(たとえば、国別報告書、国別適応行動計画、生物多様性国家戦略と行動計画、国連開発支援フレームワーク、国別支援戦略、国ごとの適切な緩和行動、など)に基づいて、国、地域、地方レベルで複数のセクターにわたる気候と開発の政策、計画、行動を統合する、包括的な政策の枠組みを構築できるように支援していく必要があると認識しています。Green LECRDSを準備するためのUNDPによる技術および財政サービスは、国と地方政府がその開発の道筋を、低排出かつ環境に優しい持続可能な未来へと転換していける能力を強化します。開発途上国からの要望に応じ、UNDPはそれらの国がLECRDSのためのさまざまな資金源を利用し、組み合わせ、順序付けられるよう支援するとともに、効果的な実施へと導きます。 「環境に優しく、低排出で気候変動への対応能力にすぐれた開発戦略」(Green LECRDS)の詳細については、efs@undp.orgにお問合わせください。 |