国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所のウェブサイトは2013年9月に移転しました。

新ウェブサイトはこちらからご覧いただけます。


ドキュメンタリー映画「One Day On Earth 〜地球の一日」を160か国で同時上映、世界中で何千人もが視聴

2012年4月23日

ニューヨークの国連総会会議場での上映会の模様

ニューヨークの国連総会会議場での上映会の模様


【2012年4月23日ニューヨーク】2012年4月22日のアースデーに、2010年10月10日に世界各国で撮影された日常を編集した長編ドキュメンタリー映画「One Day On Earth〜地球の一日」が160か国で一斉に上映されました。アンドラからジンバブエまで上映会場は満席となりました。その中には、ロサンゼルスの名高いグローマンズ・チャイニーズ・シアターも含まれます。

国連開発計画(UNDP)のヘレン・クラーク総裁は、全1800席が埋まった、ニューヨークの国連総会会議場での上映会に参加し、「この映画の良いところは、人々が自分自身の生の声を発していることです。それが、映画をとても素晴らしいものにしています。世界の課題について人々が考えを述べており、映画は世界中の人々のパワーを示しています」と語りました。

上映会は、ネパールの首都カトマンズの中央広場やカブールのフレンチ・インスティチュートなど世界中で開催され、シエラレオネで唯一の映画館も満席となりました。

この映画は、映画撮影をする国際的なコミュニティやフォード財団のジャストフィルムズ・イニシアティブを含む発起人らによって制作されました。95か国以上のUNDP国事務所も参加し、女性のエンパワーメント、持続可能な開発、文化の多様性といった問題や、喫緊の課題を解決するために協働する人々に焦点を当てたドキュメンタリーを撮影しました。

UNDPは2015年まで、One Day On Earthプロジェクトを支援していきます。上映会を終えて、同プロジェクトの共同発起人でディレクターのKyle Ruddick氏と、共同発起人でエグゼクティブ・プロデューサーのBrandon Litman氏は、世界中から再上映の依頼が来ていることを明かしました。米国では、自分の見たい映画を地元の映画館で持ち込んで上映できるオンライン・プラットフォーム「Tugg.com」を通じて、この映画を引き続き視聴することができます。

Ruddick氏は「有能な映画製作者、献身的な撮影クルー、協力的なパートナー、そして新技術が融合したおかげで、One Day On Earthプロジェクトは実現できました。このプロジェクトは一生もので、これからもOne Day On Earth コミュニティと協同していくことを期待しています」と語りました。

Litman氏は「この映画は、コミュニティと社会的な運動の持つ力を明瞭に示しています。私たちは前例のない支援を受け、メディアクリエイターたちを一つにまとめ、協働することにより大きなインパクトを生み出しています。これはまさに始まったばかりです」と話しました。

One Day On Earth について
One Day On Earth は2008年9月に発足した新しいメディアプロジェクトです。2010年10月10日(10.10.10) の24時間に撮影された映像を使い3つの目的――ユニークなビデオタイムカプセル、グローバルなオンライン・コミュニティ、長編フィルムをつくりだすことを目的としています。One Day On Earth は、2011年11月11日(11.11.11)にも2度目の全世界で同じ一日を撮影するプロジェクトを実施しました。この映像は、動画共有サイト「Vimeo」が管理する公共アーカイブで紹介されており、「Ning」のソーシャル・ネットワーキング・サービスでつながっています。また、One Day On Earth は多くのNPOsやNGOsと全世界で毎年密に連携をし、重要な社会問題を記録しています。