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フォト・ギャラリー モンゴル視察(2006年8月)

モンゴル視察(2006年8月)
 2006年8月、紺野美沙子UNDP親善大使は8日間に渡ってモンゴル国を訪問しました。訪問期間中、紺野親善大使は、エンフボルト同国大統領へ表敬訪問を行ったほか、UNDPモンゴル事務所の日本人スタッフが手がけた一村一品運動、零細企業家支援プロジェクトなどの貧困削減・人間開発分野における活動、そして草原保存プロジェクトや環境にやさしい住居プロジェクトなどの環境分野に関するUNDPのプロジェクトを視察しました。
 モンゴルは大相撲で活躍する数々の名力士を輩出したり、著名な日本人作家が歴史物語の舞台に選んだりと、日本と大変縁の深い国です。本年3月にエンフボルト首相が訪日した際には、日本政府との間で5年ぶりの円借款が調印されるなど、ますます日本とモンゴルの関係が深まりつつあります。   
 このような状況の中で、紺野親善大使視察の模様は現地メディアでも大きく取り上げられ、モンゴルの人々にUNDPの活動や日本の支援が同国に広く普及している様子を伝えることができました。


 チンギス・ハーンによって800年前に建国された、この雄大な大地と青い空に恵まれた国の人々は、元来は自然や動物と共存する遊牧の民でした。しかし、90年代の市場経済化の進展が貧富の差をもたらし、現在では一日一米ドル以下で暮らす人々が人口の25%を占めるといわれ、モンゴルはこのような貧困の削減やミレニアム開発目標(MDGs)達成のための取り組みの必要性に直面しています。


 2006年現在、UNDPはモンゴルにおいて、環境・エネルギー分野で7件、貧困削減分野で4件、ガバナンス分野で7件のプロジェクトを実施しています。そのほかにもUNDPの管轄下にある地球環境ファシリティ(GEF)の小規模グラント・プログラムが国内で約95のコミュニティーを支援しています。

ナンバリン・エンフバヤル モンゴル国大統領表敬

 紺野親善大使はプラティバ・メータ モンゴル国国連常駐調整官兼UNDP常駐代表とともに大統領を表敬訪問し、MDGs達成のためにUNDPがモンゴルでいかに活動しているかを説明しました。また、紺野親善大使はモンゴルの稀なる美しい自然を守りながら国を発展させることの重要性、そして同国で行われているUNDPの数々のプロジェクトがどのような発展をもたらすかについて語りました。大統領はUNDPのモンゴルにおける活動に深い理解と感謝を示し、今後更なるパートナーシップの強化を望むと語りました。

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一村一品運動/蜂蜜製造グループとカーペット生産業グループ

(一村一品運動/蜂蜜製造グループ)

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(一村一品運動/カーペットグループ)

 上の写真は、自然の恵みを受けたモンゴルの特産品の一つである、蜂蜜の生産現場です。UNDPは生産・販売ルートの確保を支援することによって、商品の付加価値を高め、雇用創出や所得増加を目指しています。
 下の写真は長い伝統を持つゴベリンカーペットです。UNDPはカーペット織りの技術指導を行うセンターの設立を支援しました。この活動は、センターで技術を習得することを支援することにより、女性の安定した雇用を創出し、所得向上をもたらします。

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藁を使った保温性向上建築のプロジェクト

 冬は零下50度という寒さの厳しいモンゴルにおいて、暖房用の石炭から排出される二酸化炭素を削減し、環境を保全するために始まった住宅プロジェクトです。牧草を乾燥させて作った藁は、低いコストながらも断熱・保温効果が高く、また環境を守るのにも適しています。

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地球環境ファシリティ(GEF)小規模グラント・プログラム−チャツァルガン

 モンゴルの乾燥した大地は農業を展開するには厳しい環境です。その中でこのプログラムは住民に対する研修会を開いて、持続可能な生計手段を得るための農作物栽培を支援しています。この村ではチャツァルガンという、モンゴル特有の果樹が栽培され、ジュースやジャムに加工されているほか、さまざまな野菜が育てられています。

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サッカーボールと子供たち

 アディダス ジャパン株式会社はモンゴルの孤児院の子供達にサッカーボールとTシャツを寄贈しました。スポーツを通じた平和と友好の実現を願う同社の企画は、紺野親善大使が2004年に東ティモールを視察した際に始まりました。もちろん、モンゴルの子供たちも大喜びです。

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All photos by © Shinji Shinoda/ UNDP Tokyo

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