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パートナーシップ事例:
TCSF主催「市民が求めるアフリカ開発とは〜国連ミレニアム開発目標達成のためにTICADができること〜」への協力

日時:2007年10月27日(土) 14:00-17:00
場所:UNハウス3階ウ・タント国際会議場
主催:TICAD IV・NGOネットワーク(TNネット)
共催:UNDP
後援:外務省、国際協力機構(JICA)、世界銀行、毎日新聞社、朝日新聞社

概要:

 本シンポジウムは、TICAD IV・NGOネットワーク(TN Net)の主催により、2008年5月開催の第四回アフリカ開発会議(TICAD IV)に向けて、主要議題である「経済成長の加速化」、「人間の安全保障」、「環境保全と気候変動」について、アフリカと日本の市民社会の立場から討論し、政策提言を行うことを目的に開催されました。
 UNDPは本シンポジウムを共催したほか、村田俊一UNDP駐日代表が基調講演を行いました。
 村田駐日代表は、「アフリカでは、2015年までのMDGs達成が危ぶまれている一方、貧困線以下の人口が全体の56%から31%まで減少し、いくつかの国々では小学校の就学率も上昇するなど、前進の兆しも見られる」と指摘しました。しかし、2015年に向けてはさらなる努力が必要だとして、サブサハラ・アフリカの23カ国におけるMDGsを主眼に置いた国家開発戦略の策定への支援等、UNDPをはじめとする国連機関の取り組みを紹介しました。また、MDGsを期限通りに達成するには、さまざまなアクターによるパートナーシップを強化していくこと、世論を喚起し、社会の理解を深めることが必要だと指摘しました。

 また、Civic Commission for Africaのギュスターブ・アサー氏が、シンポジウムに先駆けてナイロビで開催されたアフリカ-アジアNGOネットワーク・ワークショップでまとめられた政策提言を発表しました。その中で、貧困者重視の経済成長とMDGsを主眼に置いた開発援助を促進すること、開発パートナーとしてNGOと市民を開発プロセスに含めることなどを提案しました。

参考資料: