途上国におけるビジネスセミナー
「生物多様性保全と持続可能なビジネス - 名古屋COP10にむけて」
日時:2010年7月15日(木)
場所:UNDP東京事務所 会議室
概要:
2010年10月に名古屋で開催される「生物多様性条約第10回締約国会議 (COP10)」に向けて、生物多様性に対する国際的な関心が高まっています。生物多様性の保存は、民間セクターによるビジネスの持続可能性にも影響することから、企業に対しても積極的な参加を促す国際決議が採択されており、COP10でも生物多様性の保全における企業の役割も議論される予定です。 日本国内では、途上国市場に対する民間セクターの関心が高まるなか、企業の社会的責任(CSR)の観点から生物多様性に関する取組みが行われていますが、水産資源や農業などの生態系を利用した事業、企業のコアビジネスを通じた事業は限定的です。
UNDPは、「環境と持続可能な開発」を重点活動分野に掲げ、世界120カ国以上で生物多様性に関するプロジェクトを実施しているほか、毎年100カ国以上で、企業のコア・ビジネスを通じた社会課題の解決を図るプロジェクトを実施しています。こうした生物多様性に関する知見と民間セクターとの取組みに関する知見を広く共有し、途上国やコミュニティと連携した取組みを進めるために、UNDP東京事務所は小規模なセミナーを開催しました。
冒頭農林水産省による挨拶に続き、国連大学の名執上席研究員より生物多様性とビジネスとの関連に関する詳細発表が行われ、UNDPより企業とのパートナーシップ事例が紹介されました。同セミナーには食品会社など生物資源利用に関連のある企業7社の代表が参加し、活発な意見交換がなされました。
参考資料
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