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UNDP / 日本WID基金とTICAD IV

UNDP / 日本WID基金  
 
 

第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)は、41名の国家元首・首脳級を含む51カ国のアフリカ諸国が参加し、日本政府、UNDP、国連アフリカ担当事務総長特別顧問室(UN-OSSA)、世界銀行の共催で、2008年5月28〜30日に横浜で開催されました。「元気なアフリカを目指して:希望と機会の大陸」を基本メッセージに掲げ、1)成長の加速化、2)平和の定着、ミレニアム開発目標(MDGs)の達成を含む人間の安全保障の確立、3)環境・気候変動問題への対処を3本柱に、アフリカの前向きな変化を後押しするためのパートナーシップを強化について政策協議が行われました。結果として、今後のアフリカ開発の方針を示す「横浜宣言」、行動のためのロードマップ「TICAD IV横浜行動計画」および「横浜フォローアップ・メカニズム」を採択しました。

TICAD IVでのハイライト: ガーナのシアバター・プロジェクト
UNDP/日本WID基金(以下WID基金)は、設立当初から一貫してアフリカの女性のエンパワーメントとジェンダー平等の達成を支援しています。TICAD IVでは、同基金が支援する「北部ガーナにおけるシアバター産業支援を通じた現地女性のエンパワーメントと貧困削減」をグッド・プラクティスとして紹介し、本会議でも日本政府による支援の好例として言及されました。

TICAD IVのサイド・イベントとしてシアバター製品の展示や、ガーナの女性たちによるシアバター作りの実演を行いました。会場には、TICAD IV議長国日本の福田康夫総理大臣(当時)も訪れるなど、各国の政府関係者やメディアの関心を集めました。さらに、NHK「おはよう日本」での生中継やNHK「週間こどもニュース」や朝日新聞での報道を通じ、日本全国にWID基金の取り組みが紹介されました。

また、TICAD IVに先駆けて、元サッカー日本代表の中田英寿氏もガーナのプロジェクト現場を訪れました。女性たちの案内でプロジェクトの様子を視察し、その様子は日本テレビ「ニュースZERO」で報道されました。

TICAD IV開催中に行われた
ガーナ・シアバター展示ブースにて
TICADIV開催中に行われた
ガーナ女性たちによるシアバター作りの実演の様子
ガーナを訪問する中田英寿氏
(写真提供:@nakata.net)
TICAD IVに向けた政策面での啓発活動

2008年3月9日:

国連公開フォーラム 国際女性の日2008「女性と女児に投資するということ」(パネル発表「Investing in Women and Girls: UNDP/ WID基金の経験から」

2008年3月:

外務省国際協力局多国間協力課による「ジェンダー主流化の手引」作成協力(WID基金のアフリカのプロジェクトを含む事例提供)